<事故の体験から抜け出せない女性の話>

NLPの世界権威の1人であり、
米国やヨーロッパの企業を顧客に持つ、

催眠(ヒプノ)セラピストの
スペシャリストである
ニック・レフォース氏。

そんなニック・レフォース氏が
催眠言語セミナー内において
お話しして下さった、

「非常に学びになった」
と感じたことをお伝えしていきます。

無料レポートバナー

<事故の体験から抜け出せない女性の話>

過去の辛い体験がくり返し思い出される時、私たちの内面では何が起きているのか。

そして、どのように対処していけばいいのか。

ニック先生がご自身のエピソードをお話して下さいました。

サンフランシスコでNLPを教えている友人のサポートをしていた時、

参加者の1人の女性が首を負傷したようで、首にコルセットをつけて参加していました。

その女性が、講座が始まる前に私のところに来て、

「もしかしたら、最後まで皆さんとご一緒できないかもしれない。」と言いました。

そこで私は「もちろん、ご自身の体調に合わせて選んで頂いで大丈夫ですよ。」とだけお伝えしました。

講義が始まる直前だったので、彼女としっかり話す時間はとれませんでしたが、

その様子は、首だけでなく体までガチガチに固まっているように見えました。

そして、1時間半後に休憩時間となり、やはり首と体がガチガチにこわばった状態で、私のところにやって来て、辛そうな顔をしながら、

「会場から失礼しなければいけないかもしれません。」と言いました。

そこで私は「差し支えなければ、何があったか聞かせて頂けませんか?」と伝えました。

すると彼女はまさに今、その出来事が起きているかのように、話し始めました。

「自転車に乗っていて、車と衝突事故を起こしてしまい、ぶつかった衝撃で弾き飛ばされ、空中で体が回転し、首が変な角度で曲がるような形で着地したんです。」と。

そこで私は、彼女の話が終わるまで待ち、伝えました。

「事故は終わったんですよ。」

「いいお知らせです。事故は終わったんです。そして、治癒が始まっています。」と。

これを、ゆっくりと声のトーンを落とし、物凄く大切なことを言うような、意味があるかのような口調で伝えました。

続けて、

「足の裏に排水溝の栓があるように想像してみてください。

そして、その栓が抜け、体中のこわばりや緊張が、足の裏側から全部流れ出ていくかのように、ちょっと想像してみてください。」

「なぜなら事故は終わって、治癒が始まっているからですよ。」と伝えました。

すると、みるみる彼女のこわばっていた肩がスーッと下に降りていき、体のガチガチも解け、表情がやわらくなっていき、少し微笑みを浮かべ、

「もう少し、いられるような気がします。」と彼女は言いました。

そして、最後までいい状態で講座を受けることができたのです。

体験講座バナー

さて、いったい何が起きたのでしょうか。

ニック先生が行ったことは、その出来事が今まさに、現在進行形で起こっているかのような話し方に気づき、

「事故は過去のこと」であると、ハッキリと認識するような伝え方をし、彼女の時間をその先へと進めたのです。

つまり、「ネガティブな終わり方で繰り返されている体験や気持ちを、先へと動かしてあげる」ということを行ったわけです。

このような「ネガティブな終わり方の出来事をくり返し思い出し、辛い気持ちになる」ということは、出来事の大小はあれど、私たち誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

例えば、苦しかった体験や傷ついた体験など、大人になってもその時の体験を「今まさに起きているかのように感情的に話す」といった具合です。

そして、このネガティブな度合いが大きいと、トラウマと呼ばれるものになるのです。

ニック先生のエピソードは、そんなネガティブな終わり方をいつも思い出し次へ進めない時、「何を自分に語っているのかを見直すことが大切だ」と気づかさせてくれました。

過去のネガティブな出来事や気持ちを「今まさに起きている」かのように、何年たっても自分や周囲に語り、いつまでも動けない自分でいたいのか。

それとも、それは過去の出来事として時間を先に進め、ネガティブなエネルギーを未来へ進むためのエネルギーに変えていくのか。

まさに、「どのように自分に語るか」が自分の状態に影響を与え、自分の人生の豊かさに繋がっていくのです。

NLP-JAPANラーニング・センター